宗教教育について(1)
- YUUKO MORIUCHI

- 2025年9月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年10月5日

授業資料
聖徳太子の教育が遺した遺産について。
和の精神と人間教育 —十七条憲法—
604年に制定された「十七条憲法」は、役人たちの心構えを示した日本初の成文法であり、太子の教育理念が凝縮されているので、今一度のご紹介。
第一条「以和為貴(和を以て貴しと為す)」 これは、単なる馴れ合いや同調を意味するものではない。続く文で「さからうことなきを宗とせよ」としながらも、下の者が意見を持ち、上の者がそれを受け入れる議論の重要性を説いている。仏教の「縁起」思想(すべてのものは相互に関わり合って存在するという考え)を背景に、個々の違いを認めつつ、対話を通じて調和的な共同体を形成することを目指す、高度な人間教育の理想を示している。
第二条「篤敬三宝(篤く三宝を敬へ)」 国家の指導理念として、仏教の核心である三宝(仏・法・僧)への帰依を明確に掲げた。これは、人々の精神的支柱を確立し、道徳教育の根幹に据えることを意味する。
仏 (Buddha): 悟りを開いた者。理想的な人格の象徴。
法 (Dharma): 仏の説いた教え・真理。普遍的な倫理規範。
僧 (Saṃgha): 教えを学び実践する人々の共同体。和合と学びの場。
この三宝を敬うことを通じて、一人ひとりが精神的な拠り所を持ち、高い倫理観を育むことを期待したのである。





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