9月17日は中秋の名月でした。
飛行機雲とお月様が重なっています。
そのあとすぐにお月様は上へ移動して見えました。
仏教に戒があるのは、それによってのちに苦となる原因をつくらないためですが、
たとえそれを知ったとしても、人間は戒めを守って生きられるほど強くはなく、そもそも律していきるというのが美徳でもなくなっている。今の時代、楽しく生きろと教える人が増えました。「楽」して生きていける道があると勘違いするようにもなっています。
楽しく生きる、どのような行動も、自業自得、後々何かしらのリスクは負っていきることにもなり、マイルールを考えておきたいところです。
とはいえ、「頑張り」が度を超すと、ややもすれば心も狭くなり、「きつく」もなる。
あえて、「こうあるべき」はやめて、自分が本心で求めるものを素直に認めてみると、周囲の人にもやさしくなれるものですよね。当たり前のことですが、あたらめて思います。
最近、「女は愛嬌、男は度胸」と昭和的なことを話された方がいました。時代錯誤なことを言ってと一瞬は思いましたが、51歳になり、自分の半世紀を振り返り、仕事をする上で、特に男性悩になって生きる必要も、男性がスタンダードでもなかったと考えれば、急に「愛嬌」について注視したくなりました。偶然にも「可愛げがたりないんじゃないですか」なんていうお言葉を聞いたところでもあって、年々、その「可愛げ」もきっと無くなりそうな今こそ、ここはコミニケーション能力として、身に付けたいと思ったのです。情緒豊かであっていい、せっかくの女性のお坊さんであったのになと。素直なこころで「感じる」ことに寄せて、現象を見てみることも大切にしていこうと思ったのでした。
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