
読経やお勤めをしていると、不思議とお仏壇から何かを感じることがあります。気のせいかな、妄想か……なんて思いながらも、ふと伝わるものがあるのです。
葬儀の場では、さまざまな人たちと出会います。そこには、人生の縮図のような 人間模様 が広がっています。
葬儀を通じて垣間見える人間関係。
その人が生前にどんなふうに生きてきたのか、どんな縁を結んできたのか。
露になる瞬間があります。
人間だもの
強く見える人ほど、実は脆かったり。
弱そうに見える人が、実はしなやかでしたたかで逞しかったり。
亡くしてからわかるその人の価値も。
どんな姿であれ、すべて愛すべき人たち。
生きるものも死にゆくものも、それぞれの人生は、かけがえのない存在です。
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