宗教心
- YUUKO MORIUCHI
- 5月25日
- 読了時間: 1分
更新日:6月6日

人間とは、動物的な本能や欲求という「台木」に、人間性という高次の「芽」を接ぎ木したものといったのは岡潔(だったとおもいます…)。
この比喩は、単なる生物的存在を超えて、理性や倫理、美意識といった精神的な営みを持つ私たちの在り方をよく表しています。と同時に動物性は捨てられるものではないことも明らかです。
フランスの数学者・哲学者であるパスカルも、「人間は考える葦である」といいました。
自然の中ではか弱く、風に揺れる一本の葦のような存在でありながらも、思考する力をもつという、人間の矛盾と尊厳を端的に言い表しています。
情緒を養うことは、明日の思考を豊かにする土台となります。
理性や判断力といった「頭」は、感受性や共感力といった「心」の土壌から育っていくのです。
そして、「勘」とは単なる直感ではなく、深い知性、すなわち経験と洞察に裏打ちされた智力の一つです。
このような力を育むためには、まずは善き行いを実践しようとする心
善意と誠実さに根ざした日々の態度が不可欠なのです。
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